不安に押しつぶされる前に~強迫性障害は治療で改善できます~

不安が引き起こす病気

ウーマン

家族の接し方が大事

強迫性障害というのは強迫神経症ともいいます。特殊な人がかかる病気だというイメージがありますが、誰にでも不安に駆られることはあります。例えば外出した時にガスの元栓を閉めたかどうか不安になって、一旦家に戻って確かめたことのある人はたくさんいます。一旦不安や心配事を思い浮かべたら、それに囚われてしてまって何かせずにはおれない状態、それを極端にしたのが強迫性障害です。強迫性障害はこだわりが強くなる病気といえます。自分でも考えすぎ、やり過ぎという自覚があるのです。にも関わらず行動してしまったりするのです。このような場合、周囲の家族は対応の仕方に気をつける必要があります。強迫性障害を患っている本人に向かって、大丈夫だよといった安心させるような言葉をかけると症状を悪化させてしまいます。大事なことは患者の要求に応じないで我慢することです。患者の不安に付き合ってしまうと症状を悪化させるので、巻き込まれないように気をつけることが大事です。また患者の悪い面ばかりを見るのではなく、本人が頑張っているところを見て上げることも必要です。前向きに声をかけてあげることによって、本人も頑張ろうとやる気を出してくれます。強迫性障害の症状として何度も手を洗ったり、鍵を確認したりします。そのような時には、誰でもそうだからなどと安心させるようなことを言ってはいけないのです。そのようなことを言うと甘えてしまって、自分で治そうという気持ちが起こらなくなります。一進一退を繰り返す症状を見守りながら、専門医の元で治療を続けるようにサポートすることが必要です。

基本は薬物と認知行動療法

強迫性障害の要素は誰にでも少しはあるものです。大きく関係しているのはストレスです。普段の生活でもなるべくストレスを溜め込まないようにすると、強迫性障害を予防することができます。ただしあまりストレスにこだわると、それを発散させるためにギャンブルに走ったりするケースもあるので、適度に解消するように心がけることです。強迫性障害の基本的な治療法には薬物療法があります。副作用が少なくて治療効果が高いSSRIという薬が使われます。これは脳の中の神経伝達物質であるセロトニンの量を増やす効果があります。このような薬を服用しながら、認知行動療法が併行して行われます。認知行動療法というのは恐怖や不安に慣れるための練習を行う治療法です。例えば鍵の確認がやめられない患者には、そのような行動の修正を働きかけます。なぜそのような行動をするかを明らかにし、考え方の歪みを修整するのです。この他の治療法としては森田療法があります。この治療法は、不安を不安のまま受け入れるというやり方です。誰にでも不安はあって当然という考え方をするのが、森田療法です。あって当然の不安を否定しようとするから悩みが大きくなるのだという捉え方をします。この療法はあるがままの自分を受け入れるので、患者にとっても気が楽になるというメリットがあります。また家族療法という治療法もあります。これは患者だけでなく、その家族も治療を受けるのです。患者が強迫性障害になったのは、それを取り巻く家族環境が影響しているという考え方です。家族が治療に加わることによって患者の症状も改善させることがあります。

病気と闘う為に大切なこと

ハートを持つ看護師

強迫性障害の患者に確認行為の手伝いを依頼された場合、手伝いをし過ぎると病気に良くありませんので、言葉を選びながら手伝えないということを伝えるようにする必要があります。病院で行う治療としては、病気に対する理解を深める心理教育や不安への耐性を高める認知行動療法の他に薬物療法があります。

もっと見る

健全な日常を過ごす

スーツの女性

強迫性障害の症状改善には、不安やこだわりを思い切って捨てるために繰り返し行ってしまう行動や考えを抑制する認知行動療法が効果的であると言えます。症状改善には薬物療法が使われることもあるため、気軽に精神科を受診することが改善の第一歩となります。

もっと見る

強い不安に襲われる症状

男性

強迫性障害は強い不安に襲われてしまう症状で、自分を追い込み、異常な行動を取ってしまいがちです。周りから見て心配されることもあり、自分では分かっていても簡単には抑えられません。この症状を改善していくには医療の力に頼っていくことも大切で、これをきっかけに症状に苦しまないようになれるかもしれません。

もっと見る

Copyright © 2016 不安に押しつぶされる前に~強迫性障害は治療で改善できます~ All Rights Reserved.